急性の、あるいは強い症状のある患者さんへ
こういう症状の時には、救急部のある総合病院を直接受診してください。
以下に示す症状を示す時には、非常に重篤な病気の症候で、診断と治療に一刻を争うことがあります。例え当院に罹りつけの方であっても、当院を受診することで時間を使い、診断や治療に遅れを来すことで生命に係る可能性がありますので、直ちに総合病院の救急部を受診してください。
- これまでに経験したことのない、頭の割れるような頭痛(→くも膜下出血の可能性あり)
- これまでに経験したことのない強い胸痛(→急性心筋梗塞、肺梗塞、解離性大動脈瘤の可能性あり)
- 若い方で、突然起きた胸痛(→自然気胸の疑い)
- 突然手足がマヒする、舌の呂律が回らなくなる(→脳梗塞、脳出血の可能性あり)
- 突然の意識障害(→脳血管障害、脳炎・髄膜炎、低血糖その他の可能性あり)
- 頭痛がして、かつ首を曲げようとすると痛みが走り、硬くて曲げられない(→髄膜炎の可能性あり)
- 著しいめまい(→小脳梗塞の可能性あり)
- 突然視野が見えなくなる(→血管障害、網膜剥離の可能性あり)
- これまでに経験したことのない激しい喉の痛み(→急性喉頭蓋炎の可能性あり)
- お腹が硬くなった強い腹痛(→腹膜炎の可能性あり)
- 経験したことのない激しい腹痛(→腸閉塞、腸管膜動脈血栓症の可能性あり)
- 激しい筋肉の痛みと腫れ(→急性壊死性筋膜炎の可能性あり)
- 薬を服用して生じた、皮膚の激しいただれや水ぶくれ(→(薬剤性)中毒性皮膚壊死の可能性あり)