ご挨拶
院長ご挨拶
このたび、渋谷宮益坂第27SYビル4階に「渋谷内科・呼吸器アレルギークリニック(同附属呼吸免疫研究所)」を開設致しました。
私はこれまで、国立病院医療センター(現:国立国際医療研究センター)、東京大学医学部附属病院、米国メイヨークリニック、ユタ大学など国内外の施設で、呼吸器・アレルギー領域の専門医としての研鑽を積んで参りました。米国より帰国後は、東京大学医学部アレルギーリウマチ内科で呼吸器・アレルギー診療チームのチーフを長らく務め、診療・教育・研究活動に幅広く従事し、重症・難治性の患者さんを数多く拝見しながら、基礎的研究を通して難治性の病気に対する新しい治療の開発を試みてきました。
こうした経験を積むにつれて、たとえ何らかの病気に罹っても元気で暮らすためには、その病気に対する適正な治療を受けながら、患者さん自らが日常生活の中で身体をケアし、正しく使うこと(トータルライフケア)が大切であり、その具体的な方法を医師が適切に指導することが重要であると思うようになりました。
そこで、高度な専門的診療を行いながら同時に、患者さんが病気を悪化させず他の病気にも罹りにくい身体を自らつくる手助けをすること、すなわち、臨床の現場に予防医学を融合させて実践する「臨床予防医学」とも呼ぶべき診療形態が、これからのわが国の医療には必要であると思うに至りました。この理念を自ら呼吸器・アレルギーの領域で実践するために、このクリニック・研究所を開設致しました。どうぞよろしくお願い申し上げます。
院長 土肥 眞
院長経歴
昭和32年(1957年) | 東京生まれ |
昭和58年(1983年) | 名古屋大学医学部医学科卒業 |
昭和58年(1983年) | 国立病院医療センター(現:国立国際医療研究センター) 内科系研修医、呼吸器科レジデント |
昭和61年(1986年) | 東京大学医学部内科物理療法学教室(物療内科)入局 |
平成2年(1990年) | 東京大学大学院医学系研究科修了。医学博士号取得。 日本学術振興会特別研究員(PD)採用 |
平成4年(1992年) | 東京大学医学部物療内科助手 |
平成5年(1993年) | 米国メイヨークリニック・スコッツデール、生化学・分子生物学教室リサーチフェロー |
平成6年(1994年) | ユタ大学内科呼吸器部門リサーチフェロー、リサーチアソシエイト |
平成8年(1996年) | 東京大学医学部物療内科助手 |
平成10年(1998年) | 東京大学医学部アレルギーリウマチ内科医局長 |
平成13年(2001年) | 東京大学保健センター助手、東京大学産業医併任 |
平成18年(2006年) | 東京大学医学部講師、アレルギーリウマチ内科入院診療担当副科長(病棟医長) |
平成20年(2008年) | 同外来診療担当副科長(外来医長) |
平成25年6月 | 渋谷内科呼吸器アレルギークリニック・呼吸免疫研究所を開院・設立。現在に至る。 東京大学医学部非常勤講師兼任。 |
学会活動・資格
日本内科学会(認定総合専門医、指導医)
日本呼吸器学会(専門医、指導医、教育委員会委員)
日本アレルギー学会(専門医、指導医、喘息ガイドライン作成委員会委員、国際交流委員会委員、専門医制度審議委員会委員、専門医試験問題作成委員)
日本リウマチ学会、日本免疫学会
日本医師会認定産業医
など
受賞歴
平成12年アストラゼネカ喘息研究奨励賞
平成14年日本アレルギー学会北陸学術賞
など
院長の著作・監修出版物(健康関連)
土肥眞 著
「病気になりにくい身体をつくる!-高齢時代を生ききるトータルライフケアー」(MASブレーン社、2012年5月)
人間が健康を生みだすしくみを体の構造に基づいて解き明かし、それに基づいて、病気になりにくい身体をつくる、あるいは病気に罹っていても元気に過ごすためには具体的に何をすればよいか解説した本。聖路加国際病院・日野原重明先生推薦。
土肥眞 監修
「毎朝決める“からだにいいこと”46 カード付ききょうの健康法」(メディアファクトリー社、2013年3月)
トータルライフケアといっても何をすればよいのか迷う人のために、具体的な方法を示した本。毎朝1枚トランプカードをめくり、引いたカードに書かれた健康法を、指示書の解説を参考にしながら実践してゆくことで、無理なく少しずつ健康な体をつくってゆける本。TLCの要点を解説したハンドブックつき。